自動車メーカーでワイヤーハーネス(機器へ電力や電気信号を伝えるための電線を束にしたもの)の経路設計や、車載ECU(エンジンやライト、カーナビゲーションなど自動車のさまざまな機能を制御するための装置)の搭載構造を設計しています。どちらの設計においても、熱や被水、振動や衝突などの要件を考慮し、故障することがないよう最適な配線・配置を行います。強度を高めながらもコストを抑え、バランスの取れた設計が重要です。
社員紹介
- 仕事内容
- やりがいエピソード
電気自動車の開発に関わった際、限られた時間のなかで問題点を解決し、お褒めの言葉をいただくことができました。設計時、ワイヤーハーネスを通したいと考える場所に別チームの担当する部品がふさがっていました。動かしてもらうには交渉が必要ですが、相手方も最適な配置を優先したいと考えています。そこで、お互いの立場を考慮しながら何度も検討を重ねました。最終的には全体最適となる折衷案で無事解決に至りましたが、設計の仕事は設計者間で行うPC上での作業だけではなく、前後工程の方々との連携や調整が重要だと学ぶことができました。
- キャリア
- 9年目
NINTH
ワイヤーハーネスの経路設計業務を担当しました。初めは日研トータルソーシングの方と関わり仕事を進めていましたが、3年目以降は派遣先の社員の方と直接やり取りし、仕事の範囲も拡大。打ち合わせでは資料を用意し自ら話すことも増えました。
- 11年目
ELEVENTH
ワイヤーハーネスの設計に加え、車載ECUの搭載業務も担当しました。対応できる範囲や知識も増え、後輩へのフォローも自ら行うようにしました。
- 12年目
TWELFTH
次期リーダーとして、リーダー職相当の業務を担当するようになりました。メンバーへ業務プランやアドバイスを伝え、チームの働く環境を整えています。
- 今後のビジョン
今後は、日研トータルソーシングの請負チームをまとめる立場として、後輩の配置や育成の役割を担っていきたいです。更に数年後にはチーム単位だけでなく、会社視点で組織づくりへ挑戦したいと考えています。自動車業界では、電気自動車や燃料電池車などの新たな技術が次々と取り入れられているため、自社としても既存の仕事に留まっていてはいけません。コンピューター関連や熱マネジメントなど、新たな分野への対応も視野に入れておく必要があります。そのためにも、自ら知識を吸収し、業界の変化に対応できる組織づくりを進めていきたいと思います。
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