プロジェクト推進者櫻井 伶也REIYA SAKURAI2021年入社 コンストラクション事業部 建築施工管理担当
2021年入社 コンストラクション事業部 建築施工管理担当
- 管理会社の担当者(アメリカ本社)
- 施工管理者
- 施設運営会社の担当者
- 職人スタッフ
- 管理会社の担当者(アメリカ本社)
- 施工管理者
- 施設運営会社の担当者
- 職人スタッフ
- ストーリーその1
多様なメンバーが集まり、
1つの作品をつくり上げる。施工管理者として櫻井がデータセンターの建築に従事していた頃、日本有数のテーマパークの増設現場で人を探していると声がかかりました。「元気さ」が職場内でも評価され、今回のプロジェクト担当の候補にあがったようです。誰にでもわかる有名な建築に関わりたく仕事に取り組んできたので、今回の現場に対しては強い意気込みがありました。 総工費400億円以上の大規模プロジェクト。担当したのは4年間の全工事期間のうち、終盤の1年半に関わる内容でした。基本的な建物の「箱」はできあがっており、外装や内装工事を担当しました。共に進めていく関係者は、テーマパーク本国の管理会社から海外スタッフの方や、職人の方々など多様な顔触れ。総勢100名を優に超えていました。品質や納期を守る施工管理者として各所と連携を図り、決められた工期でプロジェクトを進行することが強く求められている状況でした
- ストーリーその2
思い描く世界観を実現する
意思疎通が大切になる。実際の工事内容は、一般的な建築では扱わない特殊な工事ばかりでした。まず取り組んだのが施設内を照らす照明の色決め。膨大な量のサンプルから職人さんと共に色味を調整し、施設の内容や世界観に適しているか細かく調整を行います。そして、パーク本国の海外スタッフの方にクオリティに適しているか判断いただき合格すると次の工事へ移ることができます。 最も時間を要したのが、造形物をつくり上げる工事でした。パーク内の景観となるオブジェの多くが、コンクリートで造形されています。担当した噴水をつくる工事では、真鍮(鉛と亜鉛の合金)やコンクリートを用いて、花のオブジェを制作していきました。材料は海外から取り寄せることもあるため、色が合わなかったり、割れが生じたり、調整を強いられることも。また、細かなピースをつなぎ合わせながら花の形をつくるため、つなぎ目の幅の調整が難しく、チェック担当の方からなかなか合格が出ません。工期も決まっているため、職人さんとも頭を悩ませ、時には無理をきかせながら、理想のパークを完成させるため、1か月近くを経てようやく完成させました。
- ストーリーその3
自分の仕事に胸を張れる
作品づくりに関わっていきたい。学生の頃、櫻井はマーチングバンドに所属し、アメリカで留学していました。その時に経験した、さまざまなバックグラウンドを持つ人たちのチームで1つのものをつくることは、施工管理の仕事と共通するものがあると感じているようです。実際に今回のプロジェクトにおいて大切にしていたことは、さまざまな関係者としっかりとコミュニケーションをとること。初めのうちは、ミスをしてしまい指導を受けることもありましたが日ごろから検査担当の方や、職人の方へ前もって声をかけることで仕事がスムーズに進むことも増えていきます。また、職人の方が作業を忘れてしまわないよう作業依頼のタイミングを合わせたり、仕事に滞りが出ないよう予定より多めに材料を手配したり、職人さんが動きやすいよう取り計らうことができるようになりました。 プロジェクトを終える時には、職人さんから褒められたり、品質管理の方からもいい仕事をしていると言われたりしたことは今でも覚えているようです。特殊な工事も多くありましたが、多くの人に楽しんでもらい、記憶に残る建造物に携われたため、これからも自分が関わった仕事・作品だと誇れる仕事を増やしていきたいと櫻井は次の目標へ向かっています。