とは?
「1つの製品を1社で完成させる」そんなことが現在の世の中では少なくなってきています。
その中で、メーカーに入れば製品を自分の手で開発する、ということができるとは言えなくなってきました。
当社は開発専門企業として、様々な製品のものづくりに関わりを持ち、
必ず自らの手で製品を作り上げる経験をトコトン積むことができます。
ものづくりの変革
これまでの変革
ものづくりを大きく分けると、開発と製造の2つに分けることができます。これは20世紀にフォード社が大量生産方式を導入したことが始めだとされています。実はそれまでのものづくりは職人が開発から製造まで1台1台オーダーメイドで製造していました。それがより多くの製品を製造しようとする動きの中で開発と製造として分けることで、より効率化をしようとする動きがあり、他の会社がそれに見習い、発展し、現在のカタチとなったといわれています。
これからの変革
- 【 考えるべき観点の増加 】
-
例えば…
◦エネルギー◦自動化
◦人工知能◦シェアリング
- 【 求められる品質の高さ 】
-
例えば…
◦そもそも壊れたらNG
◦国ごとの基準の違い
- 【 作るべき技術の複雑化 】
-
例えば…
業界を超えた参入
(グーグルの自動運転等)
あらゆる製品の
情報化
- 【 開発のスピード化 】
-
例えば…
1年で新製品
CAE解析など
- 【 エンジニアの不足 】
-
例えば…
働き方改革による
残業の規制
団塊の世代の
定年退職
開発領域も役割分担が
必要になっている
メーカー各社がさらなる課題を抱えている中で、ものづくりも最近は変わり始めています。開発の仕事がより細分化され分担をしていこうというふうに動いています。これまで開発と一括りにされていたのが、「研究開発」「設計開発」「生産技術開発」の3つの工程に分かれてきています。
- 研究開発
- こんな製品があったら良いなということを考えたり、新しい技術を研究していく段階。
- 設計開発
- こんなものがほしいという想いを具現化していく領域。設計図を作成したり、検証・解析をしていくなど実際に自分が手を動かす製品をカタチにしていきます。
- 生産技術開発
- 製品を工場で生産していくためには、どうすれば良いのかを考えていきます。1日で数点しかつくれないのではなく、理想の製品をより早く品質にブレが無いようにしていきます。
これからの技術者に
必要な観点とは?
役割分担が進んでいくと、それぞれの専門性を身に着けていくことが大切になってきます。「全部できる人」よりも「これだけは誰にも負けない」そんな人が重要になってきています。協力会社だから「言われたことをこなすだけ」ということではありません。助っ人でも人数合わせの助っ人と、戦力補強の助っ人があるように協力の仕方にも2種類あります。その基準となるのが、相手の専門性を超えるかどうか、です。ぜひ自分の専門性を磨いていくためにはどうすればいいかという観点で会社を選んでください。また、専門性を高めていくことができれば、どこからでも必要とされるような人材になっていきます。
日研で築ける専門性とは?
一般的に技術は幅と深さだと言われています。ただし、私たちはそこにいろんな会社の考え方やノウハウも重要となると思っています。例えば、システムを作っている会社でも、流行が速いスピードで変わっていくモバイルアプリの開発とミスが許されない銀行システムの開発では、開発の進め方が大きく異なります。どちらが良いというわけではなく、どちらの進め方も状況によって変えていくということが必要ですが、モバイルアプリの開発だけをしているとシステムはすばやく作るもの、という認識のままになってしまいます。それを会社や業界を超えて、様々な企業のやり方を身に着けていけるのは日研ならでは。