多様な人材を人的資本と捉え、人材ソリューションで可能性を創造する「人的資本創造企業」の日研トータルソーシング株式会社（本社：東京都大田区）は、この度、当社初となる介護士・看護助手の基礎知識を学ぶことができる研修施設「立川メディカルケア研修センター」を開設し、2025年4月2日に運営を開始しました。

実技用マネキンを使用した研修のようす

　介護業界では、高齢化社会の加速とともに、介護人材の不足や離職率の高さが深刻な問題となっています。本年2025年は、団塊の世代が全員75歳以上の後期高齢者となり、日本の高齢者人口は約3,657万人に達すると予測されており、国民の5人に1人が後期高齢者となる「2025年問題」が課題となっています。今後、医療・介護サービスの需要増加に伴い、人材需要も増加する見込みです。(※)これにより、介護現場では質の高いケアを提供するための人材育成が急務となっています。

　こうした課題に対応するため、2025年4月より、当社初となる介護士・看護助手の基礎知識を学ぶことができる研修施設「立川メディカルケア研修センター」を開設しました。座学・実技の両形式での研修を通じて、あらかじめ三大介助などの基礎知識を身に付けることで、現場でスタッフが感じるギャップを最小限とし、スムーズに業務を開始できるようサポートします。
※参照：https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/kaigo_koureisha/chiiki-houkatsu/dl/link1-1.pdf

車いすでの移動介助の研修	ベッド上の起き上がり介助の研修

■介護の基礎知識を身に付ける「立川メディカルケア研修センター」
　当社では、2011年4月にメディカルケア事業部を設立し、医療、介護、福祉領域の人材サービスに取り組んできました。この度開設した、当社初となる介護士・看護助手の基礎知識を学ぶことができる研修施設「立川メディカルケア研修センター」では、就業前のスタッフに向けて介護士・看護助手の基礎知識、用語、業務の流れなどを学ぶ座学研修と、実技用マネキンや介護用ベッド、車椅子などを使い介助方法や注意点を学ぶ実技研修を通じて、スタッフの就業前後のギャップを最小限とし、早期退職を防ぎ定着率改善を図ります。

【研修施設概要】
名称：立川メディカルケア研修センター
所在地：〒190-0022　東京都立川市錦町1-12-14 (日研トータルソーシング 立川技能センター内)
地図URL：https://maps.app.goo.gl/MSk2UnpFpdj2srX2A

＜立川メディカルケア研修センター 開設の狙いと今後の展開＞
■日研トータルソーシング　メディカルケア事業部　部長　鈴木 慶太
　介護業界では、人材不足や離職率の高さが深刻な課題となっています。そうした中、当社は未経験者でも安心して働けるよう、介護に特化した研修施設を新たに開設しました。実技を含む実践的なカリキュラムと、派遣先との連携による丁寧なサポートで、現場とのギャップを事前に埋める環境を整えています。
　これにより、スタッフが就業前後のギャップを感じることなく、現場にスムーズに適応し、長く活躍できるよう、丁寧なサポートと育成体制で支援してまいります。

■研修を受講した研修生のコメント
　学生時代のボランティア経験をきっかけに介護業界に興味を持ちましたが、現場での具体的な業務内容までは明確にイメージできていませんでした。
　今回の研修で、座学だけでなく実技も交えたプログラムを通して、仕事の流れや利用者との関わり方をしっかりと理解することができました。不安があった部分も少しずつ解消され、自信を持って新しい職場に臨めそうです。

■日研トータルソーシングについて
　「人的資本創造企業」として業種や職域の枠組みを超え、様々な領域で活躍する人材を「人的資本」と捉え、人材ソリューションを通じて働く人・企業・社会の可能性を創造していきます。

本件に関するお問い合わせ先
日研トータルソーシング株式会社 広報室

mail:info@nikken-ts.jp