8月2日、熊本県と半導体関連国家プロジェクト推進等に関する連携協定を締結した北海道の視察団が、当社の半導体人材育成施設「熊本テクノセンター」を視察しました。同視察には北海道の土屋副知事、千歳市の横田市長、北海道経済連合会の藤井会長をはじめ、北海道や千歳市、経済界の次世代半導体を推進する関係者が参加。視察団の皆さんは、同テクノセンターの半導体エンジニア育成のための研修設備などを見学後、当社が行っている半導体人材育成の取り組みや成果などについて意見交換をさせていただきました。
■熊本テクノセンター視察背景
熊本県と北海道との連携協定では、国への要望や事業推進に関わる経済交流、情報・人的交流等に取り組み、両地域の経済活性化につなげることを目指しています。当社は、2023年3月に熊本テクノセンターを半導体教育に特化した研修施設として拡張移転し、延床面積約3倍、年間200名の人材育成を可能にするなど、県内の半導体人材育成に尽力してきました。
今回は、北海道の土屋副知事、千歳市の横田市長、北海道経済連合会の藤井会長、北海道経済部産業振興局次世代半導体戦略室、千歳市企画部次世代半導体拠点推進室事業推進課、北海道経済連合会、北海道商工会議所連合会の関係者が訪問され、当社研修設備を視察しました。また、当社の研修実績やスキルアップ研修、今後の活動方針などについても意見交換しました。
今回の交流を通じ、次世代半導体の国産化を目指す北海道は、当社がこれまで培った人材育成のノウハウや取り組みに対し、理解を深められたものと考えています。また、今後の半導体産業振興の好機につながるような活動や交流を継続して参ります。
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■熊本テクノセンターについて
熊本テクノセンターは、主に半導体製造装置の定期メンテナンスや事後保全を行う保全エンジニアや、工程ごとの製品検査・品質管理などを行うラインエンジニアや生産オペレーターとして就業するスタッフのためのスキルアップ研修(半導体基礎・実技)を行っています。半導体製造装置の組み立てや改善・改良のための設備保全エンジニアの育成を図り、製造から保守・保全まで一貫したキャリアアップをサポート可能です。また、同センターでは、配属先の作業環境と同等の研修機材を使用したスキル認定でスタッフの作業習熟度を把握し、就業後のスキル不足等を解消するとともに、作業で重要なコミュニケーションやチーム作業を取り入れた研修にも力を入れています。
【熊本テクノセンター 概要】
名称 :熊本テクノセンター
所在地 :熊本県熊本市中央区本荘4-1-1 フジモトビル
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■自社研修施設「テクノセンター」について
当社では、業界に先駆けて自社研修施設「テクノセンター」(全国10施設)を立ち上げ、設備保全に適応したスタッフの育成に着手してきました。未経験者を対象とした研修期間は30日で、クライアントの要望を踏まえ磨き上げた独自の研修マニュアルを使用します。研修生たちに設備保全の基礎を習得してもらうほか、現場仕様の製造ラインなども用意し、実践さながらの環境を整えています。さらに新入社員をベテラン社員に帯同させて派遣するOJT制度も設けています。このほかテクノセンターでは、新卒エンジニアやキャリアチェンジやスキルアップを目指す当社スタッフを対象とした研修なども行っています。
当社は今後も、お仕事をお探しの方、就業中のスタッフの方にキャリアサポートをはじめ様々な取り組みを進めながら就業機会の創出を図るとともに、人材活用を検討する企業の多様なニーズに応えて参ります。
本件に関するお問い合わせ先
日研トータルソーシング株式会社 広報室
mail:info@nikken-ts.jp