建設エンジニア

100年先まで残る「建物」と「笑顔」をつくる

PROJECT

建設エンジニアとは

建設プロジェクトの「指揮者」として
全体をコントロールし、成功へと導く

建設エンジニアは、建設プロジェクトを成功に導くために、管理・監督を通じ、全体の予算・工期・品質を守るエンジニアです。

その仕事内容は多岐にわたりますが、最も重要な役割の1つが現場の技術者や職人を指揮し、さまざまな調整や段取りを行いクライアントの要望を叶える質の高い建築物を期間内で完成させることです。プロジェクト中は現場に出向くことが多いですが、工程計画の立案からはじまり、役所への申請手続き、見積作成、部材の発注など、オフィスワークをする機会が多いのも特徴です。

FEATURE

3つの特徴

ミッション

プロジェクトの工期や予算を守りつつ、施工の効率化と安全確保を行いながら、品質の高い建物を提供することがミッションです。

活躍の場所

ゼネコンやハウスメーカーなどが一般的ですが、電気・ガスといったインフラ業界やプラント業界など、さまざまな場所で活躍できます。具体的には、マンションや商業施設といった建物や、道路や橋などの土木のほか、それらに付随するガス配管や空調設備なども対象になります。

この仕事のやりがい

自分が携わったプロジェクトが完成し、街や社会に役立つ姿を目にすることが大きなやりがいです。近年では環境への配慮も加速しており、地球全体に対して貢献できるのも魅力です。

WORK

仕事内容の一例

計画の作成

建物の設計図を基に全体の工期を設定し、各作業の詳細な工程表を作成します。どの作業がいつ始まり、いつ終わるのか、また作業の順番を明確にします。同時に必要な資材、機材、人員の調達計画も作成。すべてが予算内で収まるように調整していきます。

進行管理

工程表に基づきプロジェクトの進捗状況を確認したうえで、実績を記録していきます。遅れが生じた場合には工程の調整を行い、場合によっては新たなスケジュールを立て直し、関係者に共有します。

品質管理

設計図面や仕様書などに沿って正しく施工されているか定期的な検査を行い、規定の品質基準に達していることを確認します。また、現場の作業員に対して、品質を確保するための作業方法や注意点を指導します。

安全管理

建設現場の事故や災害をゼロにする活動です。安全計画の立案、作業環境の整備、安全教育の実施、作業員の健康管理など、さまざまな取り組みを通じて、現場に安全文化を根付かせます。

TREND

業界トレンド

BIM技術の導入

コンピュータで3Dモデルを構築する、BIM技術(ビルディング・インフォメーション・モデリング)の導入が広まり、建設プロジェクトの可視化と効率的な管理が進みます。

ドローンやロボットの導入

測量や検査作業をはじめ、さまざまな作業をドローンやロボットに任せることで危険が減少。作業効率の向上も実現します。

スマート建設技術の普及

AIを活用したスマート建設技術が発展し、品質とコストの最適化や、プロジェクトのスケジュールを予測する技術が発展しています。

求められるスキル

プロジェクト管理力

マネジメント力

コミュニケーション力

行動力

状況判断力

予算管理力

TRAINING

研修内容

建設業基礎研修、図面の書き方、測量機器の使い方、体験学習などを通じて経験・知識を計画的に積み上げることで、未経験からでも「施工管理技士補」という国家資格の取得を目指せます。講師は第一線で活躍してきたプロフェッショナルが担当。現場に必要な能力を短期間で引き上げます。

CAREER

キャリアプランの一例

研修生

建設に関する座学研修や実機を用いた実技研修を通じて、施工管理者として必要な知識や技能、マナーを習得します。

担当技術者

施工管理のサポートを担当します。現場の技術者や職人とコミュニケーションを取りながら、工程の進捗確認や安全対策などを行います。

専任技術者

複数の現場や部門と連携し、より多くの責任を持つ業務をこなします。施工の進捗だけでなく、品質基準、安全基準を守るための管理を行い、トラブルシューティングにも関与します。

エキスパート技術者

コストを意識した施工計画の立案から実行、管理・監督に至るまで、より高度な業務を担当します。外部業者の調整や部下の指導・育成も担います。

プロジェクト
マネージャー

大規模な建設現場や複数のプロジェクトを統括し、最終的な責任者として施工全体の計画、進行、品質、安全、コストの管理を行います。